ジーコの主張

ブラジル全国選手権

[2007.10.15]

こちらトルコにて、私はブラジル全国選手権の試合を時折、夜明けまでテレビを通じて観ております。そして、サンパウロFCが圧倒的に他を引き離して首位を独走しているとは言え、今年度の平均観客動員数がここ10年間で最も高いとの情報をインターネットで読みました。いったいその誘因は何なのでしょうか?私には分かりませんが、今週のヨーロッパ・コネクションでは、この件及び他のクエスチョンなどを取り上げるべく話題を選びました。

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サポーター勢の期待以下の戦いぶりを展開しているにも関わらずに、フラメンゴはマラカナンスタジアムを満員にして、最高アベレージを安定してキープしています。残念ながらチームがピッチ上で期待に応えられていない事実以外には何ら不思議なことではありません。マラカナンスタジアムがフーブロ・ネーグロ(フラメンゴ)のホームスタジアムであることへの確証でもあります。

フラメンゴ、更にはコリンチャンスやアトレチコ・ミネイロ等の伝統的に強豪なチームが、低迷してその歴史に相応しくない戦績を残す姿を見ることに、一人のサポーターとして苛立ちを覚えます。ホーム&アゥエイ方式の2回戦総当りリーグ戦の大会では、欧州マーケットへの選手達の移籍を考慮してグループ編成を行わない、無計画のチームには容赦ないのです。

この場に及んで、ブラジル全国選手権が現在の形式でなければいけないことに何ら疑いの余地はありません。コッパ・ド・ブラジルと地域大会がグループリーグ方式やトーナメント形式などで開催される最中、国内主要大会であるブラジル全国選手権が安定性を報いるのは最も適していると言えます。サポーターの皆さんは既に理解してくれたかのように思えます。そして彼らは、リベルタドーレス杯やコッパ・スール・アメリカーナへの出場権、又は降格から逃れるためへの声援に、モチベーションを見出すのです。タイトル奪取はミッション・インポシッブルだとは見做さずに、スタジアムへ足を運ぶのです。

この点に関しては、特に熟考に値します。「2位も最下位も一緒」だという感覚が失われつつあるようになった事を好ましく思います。但し真実では無く、勿論、16、18、又は20チームが参戦しておれば、あくまでも1チームのみが優勝出来ることは理解しております。そして、その他は、それ以外の制覇を目指して闘わなければならず、チームによってはエリート軍団に名を連ね続けることが報いでもあるのです。

それでも構いません。他の地位を高く評価する傾向は大変良いことだと思います。でも、懸念要素が一つ存在します。ビッグチームのサポーター勢がこのような副賞に慣れてしまうことです。毎年優勝をするのは可能でないことは解っていますが、フラメンゴやコリンチャンスの様なチームが再び野心を持ってくれることを正直に願っております。サポーターは優勝を待ち望むためにスタジアムを埋め尽くす必要性があり、決してチームはランキングでそこそこの順位をキープすべく闘ってはいけません…。

それでは皆さん、また来週お会いしましょう!

ウン・グランデ・アブラーソ!

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