UEFA監督フォーラム
[2007.09.19]
先週、私はスイスのニヨンで開催された、第9回UEFA(欧州サッカー連盟)監督フォーラムに出席する機会に恵まれました。ヨーロッパで活動する顕著なプロフェッショナル勢と会合する特別なる好機でした。ディスカッション、提案、親睦が今回の行程の一部であり、私にとっては大変有益となりました。そして、これが今週のヨーロッパ・コネクションのテーマでもあります。
このサイトが開設されて以来、私はこのコラムを活用してサッカーに関する観念を述べてきました。直接又はe-mail等、更には街頭で、人々からの反応を受けることが出来るのですが、この作業はある面孤独であることも認めざるを得ません。こちらのコラムでは既に多様に亘る内容を取り上げて、知識を皆さんと分かち合いながら、日本代表の指揮官としての経験以降も、監督業を継続させるべきだとの認識へと至りました。それ故に、ヨーロッパの優秀な監督陣の身近で、幾つかの意見を彼達一堂に会しての場でディスカッション出来て、彼達の経験を学べたことは、私にとっては特別なる機会だったのです。
多少なりとも審判の判定に関して話しをすることができ、更にはこの件をディスカッションするために審判インスペクターも出席していました。アンチゲームな行動や、ユニフォームを強く引っ張る行為に対する厳格な処罰を主張すると同時に、更には厳密な判断基準と、幾度と無くペナルティーエリア内で倒れる選手に与えられる誤った退場処分に対する不満も再度訴えました。ペナルティーを装ったシミュレーション行為に対する過度な指導に関してなのです。
フェアープレイに対する意見に関しては、選手がピッチ上で倒れ込む行為が試合を中断させるべく戦略として使用されている点で、ほぼ全員が満場一致でした。解釈の問題であるべきで、レフェリーが試合を中断すべき義務を再検討するように弁護したのです。世界中で、試合中に選手達が残念にも命を落とした一連の事故後に、この懸念が強まったことを想起しましたが、何れも接触後に起こっていないことを際立たせたのです。狡賢さに便宜を払っている可能性があり、私は、レフェリーが試合を中断させる前にしっかりと状況観察をすべきだとの意見保持者でもあります。
私と会った際にファンだとの発言に感動させられた、チェルシーのポルトガル人ジョゼー・モウリーニョ監督や、選手時代からの知人で、チャンピオンズ・リーグで我々と敵対するインターミラノのマンチーニ監督など、巨匠達のオピニオンを聞くことで多くを学べました。ルーマニア人のグォルグ・ハジ監督は選手としてガラタサライーでタファレルと共にUEFAカップ制覇の立役者となった経緯もあり、彼とはトルコサッカーに関しての意見を交わしたのです。そして、友人でUEFA(欧州サッカー連盟)の会長を務めるミッシェル・プラティニーとは、来期からのチャンピオンズ・リーグで、各国の優勝チームに対する評価を上げるべく約束を求める良い機会となりました。
これら全てに於いて最も貴重だったのは、サッカーに関して考えられた日々となり、全員がフェアープレイと試合の内容を心配していることです。スポーツの名の下に、決して消極的ではなく、オープンに意見が交わされたフォーラムとなったのです。そして、昨年行われた第8回フォーラムで出されたサジェスチョンが取り入れられている事実を知ることが出来ました。即ち、フォーラムでのディスカッションは実践的な結果を招いているのです。
私は、自己が選択した道の正当性へ更なる信念を与えてくれた、今回のフォーラムに出席したことを大変誇りに感じている次第です。重要な行程が突破された確信を得ながらも、行方は果てしない…。
それでは皆さん、また来週お会いしましょう!
ウン・グランデ・アブラーソ!



