2007年8月23日 第2次予選リーグ初日
[2007.08.24]
第2次予選リーグ初日の今日、リオデジャネイロは晴れてきれいな青空が広がり、日差しは強かったもののやや強い風が吹いて爽やかで過ごしやすい気候でした。日本から参加のチームは、鹿島アントラーズジュニアユース(アントラーズJY)と鹿島アントラーズ・ノルテは破れましたが、U-15Jリーグ選抜は引き分けで勝ち点1を手にしました。
アントラーズJYは地元リオの中堅センダスと対戦し、前半は常に先行しながら優勢に試合を進めましたが、後半に勝ち越されてしまいました。
アントラーズ・ノルテはミナス・ジェライス州の強豪クルゼイロと対戦し、大差で敗れはしたものの、試合の内容は点差ほど開いておらず、随所に手ごたえを感じさせました。
Jリーグ選抜はリオの名門フルミネンセと対戦し、押されながらも粘り強い守備で相手の攻撃を撥ね返し続け、後半半ばを過ぎにゴール前FKのチャンスをものにして先制しましたが、終盤のフルミネンセの激しい反撃に押し切られ、追いつかれてしまいました。
明日は第2次予選リーグ第2日目で、各チームは第2試合を戦います。
なお、岡部拓人審判員は、この日2試合で副審を務めました。明日は、主審も務める予定です。
《日本チームの試合結果》
アントラーズJY 2-4(2-2, 0-2) センダス
GK 片波見
DF 原山、植村、藤代、田村
MF 小川、山田、青野、土居
FW 吉田(平岡)、大川 直
[アントラーズJYの得点者] 大川 直、藤代
【土田哲也監督のコメント】
前半先制し、いいスタートを切れたが、二度先行しながら追いつかれる展開となった。後半、立ち上がりに失点し、力を十分発揮できないまま追加点を許して負けてしまった。試合を通じボールを動かして攻撃の形を作り、また個人としてもチームとしてもボールを奪うことができていた。しかし、大事なところで100%でやり切れず、失点してしまったり得点につなげられなかったのは力が足りなかったところだろう。常に100%でやるということを、ピッチの上だけでなく、それ以外も含めての“こだわり”という部分で自分たちを見直すいい機会となった。明日は非常にいいチームと対戦できるので、今日の反省を活かしたい。
アントラーズ・ノルテ 0-8(0-4, 0-4) クルゼイロ
GK 小野瀬
DF 泉、山中、川又、斎藤
MF 木村、田所(渡辺)、佐藤、國井
FW 加藤(石川)、伊藤}
[アントラーズ・ノルテの得点者] なし
【亀谷誠監督のコメント】
テクニック、フィジカル共に大きな差のあった試合でしたが、一番強く感じられたのがメンタル面の差でした。ブラジル人選手のゲームに勝つんだという気迫がどういうレベルのものなのかを選手たちは感じられたと思います。世界のトップクラスとは正にこういうものだということを全ての面で身を持って知らされたゲームでした。選手たちはショックを受けているとは思いますが、大事なのはこれからなにをするのかです。今日の試合では3回あった決定機を逃したことが悔やまれますので、明日は今日の試合の経験を活かして決定機で決められることを期待したいと思います。
U-15Jリーグ選抜 1-1(0-0,1-1) フルミネンセ
GK 村下
DF 横川、田代、池田、牧野
MF 石黒(仲間)、小俣(高橋)、松藤、松本
FW 小野、松内
[U-15Jリーグ選抜の得点者] 松内
【池谷孝監督のコメント】
トレーニング2回、練習試合1回のみの限られた準備で臨んだ試合でしたが、守備の決まりを選手たちはよく消化しようとしてくれました。点は取られましたが、ディフェンス陣は求めていたことをしてくれていました。また、中盤から前では、球際の強さや奪ったボールを攻撃につなげる点、守備でも課題を残しました。今日の試合でできたことにさらに上乗せできれば、明日はさらにいいゲームができると思います。
《その他の試合結果》
フィゲレンセ 3-1 アメリカ
CFZ do RIO 4-2 サンカルロス
アルトスル 0-0 ノーバイグアス
ボタフォゴ 0-1 オラリア
インテルナショナル 2-1 マドゥレイラ
ヴァスコ・ダ・ガマ 0-1 ブラジリア選抜
フラメンゴ 3-0 フリブルゲンセ
アトレチコ・ミネイロ 2-1 サンクリストバン
カンポグランデ 0-3 コリンチャンス
<文・写真=原修一朗/SRP>