日伯友好カップが10周年を迎え、いよいよ2次予選リーグが始まる
[2007.08.23]
当初の日伯友好カップの意図はジーコ・サッカーセンターで開催される大会で、2カ国のU-15の少年達の交流を促進することでした。交流は依然として基本でありながらも、今日ではブラジル主要クラブのインファンチル(U-15)カテゴリーに於いて必須大会と化したのです。年を重ねる毎に、大会への出場を希望するチームが増加しており、1998年の第1回大会での8チームから、今週の木曜日に開幕する10回目となる2007年大会には出場チームが27チームへとなりました。
予備予選は4チームでまずはリオ・デ・ジャネイロの3クラブ(Portuguesa、Sao Cristovao、Tigres doBrasil)と日伯友好カップ皆勤中の日本の市川トレセンを含める4チームでの1次予選が行なわれました。日本のチームは地域トレセンの選抜チームであり、数多くの地元中学校の生徒達で編成されたチームです。
市川トレセンは予定の都合上、08月23日から開幕する本大会への出場を断念せざるを得ないがため、日伯友好カップに参加出来るように予備予選を行うに至ったのです。それが故に、本大会へはブラジルの上位ベストチームが出場をします。そして日本チームは初となる予選突破を果たしました!
ブラジルビッグクラブ勢によるタイトル争奪戦今年のタイトル争いでは、フラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ、ボタフォゴ、フルミネンセ、コリンチャンス、クルゼイロ、アトレチコ・ミネイロ、インテルナショナルと
フィゲイレンセのビッグクラブ以外に、サンパウロ州のサン・カルロスやブラジリア選抜、更には数多くのリオ・デ・ジャネイロ州の小クラブである、ジーコのCFZ do リオ、アメリカ、ノーヴァ・イグアスー、アルチスール、フリブルグェンセ、マドゥレイラ、オラリーア、センダス、カンポ・グランデ、サンクリストバンが、鎬を削ります。そして日本勢は、鹿島アントラーズ、鹿島アントラーズ・ノルテ、Jリーグ選抜
です。
毎回ヘクレイオ・ドス・バンデイランテスのジーコ・サッカーセンター及びヴァルジェン・ペケーナのCFZ do リオのトレーニングセンターで開催される日伯友好カップのディフェンディングチャンピオンはフルミネンセです。そして、フラメンゴとヴァスコ・ダ・ガマは既に2度ずトロフィーを手にしており、ボタフォゴ、コリンチャンス、アトレチコ・ミネイロとCFZ do リオの各チームが1回優勝しています。
日伯友好カップでは毎年ビッグプレイヤーが出現しており、ジーコ・サッカーセンターのピッチを経由した最も有名な選手を2名挙げるならば、元フルミネンセで現在はチマォン(コリンチャンス)でプレーをしているカルロス・アルベルトと、現在はWerder Bremenに所属する元ヴァスコ・ダ・ガマのMFモライス選手がいます。そして、今後も、今回及び来る大会で更に数多くの選手達が名を連ねることでしょう。