アジアカップ決勝戦でブラジル人監督同士が対決
[2007.07.30]
2大会連続でブラジル人監督がアジアカップを制覇することが確実となった。2003年にはジーコ監督率いる日本がタイトルを制しており、今回はブラジル人監督が指揮を取る2代表による決勝戦となった。
一人は、今週の水曜日の準決勝戦でイビチャ・オシム監督率いる日本を3-2で下した、サウジ・アラビアの指揮を執るHélio dos Anjos監督だ。もう一人は、同じく準決勝戦で韓国をPK戦の末に下す偉業を達成したイラクのJorvan Vieira監督である。ジーコはTVドバイの放映を通じて試合を観戦し、以下の通りコメントした。
ジーコのコメント:
「日本が決勝戦へと進出出来なかったことは残念に思うが、2人のブラジル人監督が決勝戦へと駒を進めた事実を際立たせる必要がある。Hélio dos Anjosは私と共にフラメンゴでプレーをしており、RaulとCantareleが所属していた時は3番手のゴールキーパーだった。更に興味深い点は、イラクのフィジカルコーチを務めるFernando Soaresは、フラメンゴでの私のフィジカルコーチでもあった。従って、彼等及び戦場の地と化しているイラクで紛れも無く困難な環境下で取り組んだJorvan Vieiraの活躍を喜ばしく感じている。イラク代表は国外で合宿を張ってまでも、苦痛が絶えない国に多少ながらの喜びを与えることが出来たと言えるだろう。」