ミリオンゲーム
[2007.04.07]
私自身は決してサッカーと人生に対して懐古主義者と思っていませんが、懐かしさには駆られます。現代において、ユーロやポンドであれ、この多額のサッカービジネスが多方面に影響しているのは事実だと言えるでしょう。我々は時には、ピッチ外でのサポーター団の自発的な攻撃的性質のみではなく、グランド内での暴力に対する理解にも努めなくてはなりません。今週のヨーロッパ・コネクションは、このテーマを別の観点から眺めながら、意見を述べて行きたいと思います。
サポーター軍団に侵入されるサッカー・グランド、その人たちからは攻撃的性質がみなぎっています。それは「社会現象」だと、誰かが咄嗟に回答を口にしています。私はブラジルのみではなく、全世界でも、以前は暴力が少なかったと思います。疑いの余地無く、その様な人種は少なかったのです。今では考慮すべき事が多いが為に、これらの論点を正確に理解することは不可能に近い状況です。
最近、私はセオリーに対してではなく、社会の反映に組み合わさる他の起因の存在に関して考えてみました。競争が激しい世界であり、厳しい日々の献身と、多額の金銭が絡むサッカーワールドです。私も勿論、富を得て、家族に好ましい生活環境を与えたい時代の人間ではあります。でも、最たるは勝利の喜びを目指してプレーをしていました。世界サッカーの現状は異なります。欧州の「エルドラド(宝の山)」へ到達することは、当たりくじを引くに値します。
かの地へ辿り着くことが、多くの選手にとって宝くじであるのならば、このスポーツが巨額を意味することは、さほど考えを巡らさなくとも想像できるはずです。サッカーは現在、多額の利益をもたらす投資であり、人々の理性を惑わせるのです。人生を変えます。クラブでの練習へバスで通っていた貧民窟の少年が、一朝一夕にて外車を乗り回すケースを思い起こすことが出来ます。更にこのケースに、僅かに3ヶ月以内で旧大陸にて億万長者になれる事実を加えて見て下さい。秩序ある統一した組織が整っていなければ成り立ちません!
そうした秩序ある組織について考える時、我々はバランスを思い浮かべる訳ですが、実際にはレフェリーのジャッジに「激怒」してピッチに侵入する人物に欠如している要素なのです。外部では攻撃的に立ち振る舞い、これは「ミリオンゲーム」だと口走ります。ショップではユニフォームの販売数が増し、スポンサーが増加し、更なる投資が成され、そして利益増大へと繋がるのです。バランスの減少は否めません…。残念ながら、この狂気と化したサッカービジネスの世界において、「激怒」がバイオレンスの一部を誘発させる原因としてあるのです。
本コラムは冒頭で述べた前文を繰り返して終えたいと思います…。私は決して懐古主義者ではありませんが、懐かしさには駆られます。日本に滞在した期間中にも試みたように、現在でも私は選手達に、最たる魅力は、我らが人生の軌跡を我々によって素晴らしく語れることだと、伝えるように努めています。富、ゴール、タイトル、更なる制覇は、この日々の献身、練習への取り組み、そして多くの犠牲を払うことによる結果なのです。そして、我々は常にバランスを保たなければいけません…。
それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!
また来週お会いしましょう!


