プレー続行…
[2007.04.27]
本サイトが2003年に開設されて以来、必ず機会があれば、サッカーのピッチ内外に関わらずに発生し、私が間違っていると思ったシーンに対してコメントを述べて来ました。選手時代には常に汚れない行動に対する第一人者として心掛けてきた私は、現在監督としても異なる姿勢を示す訳にはいきません。そして、今週のヨーロッパ・コネクションは、現在世界中に蔓延しつつある、試合中に生じる場面について取り上げます。
スタジアムでは、若しかしたらグランド上での選手の死亡事故が影響を及ぼしているのかも知れませんが、ピッチ上に横たわる選手達に対して在る一種の神経症をもたらしているのでは無いかと言えます。攻撃時や守備時、又は中盤での展開中に至り、試合は頻繁に中断されて、普遍的に一方のチームが害されます。一般的には、倒れている選手の治療を可能とする為に、敵がボールを外に蹴り出す行為である「フェアープレー」に対する精神の保持が存在しています。
しかしながら、私はこちらトルコ、イタリアやスペイン、機会があればブラジルでの試合も含めて観ており、この手段の過剰なまでの適用例を目にすることが出来ます。ある選手が接触プレーで倒れこみ、ボールをキープしているチームがプレーを続行した場合、敵の選手が透かさずに声を張り上げながらボールを外に出すように指示をして、更にその行為に対してサポーターは誉めそやすことで、ボールをキープしている選手は外へと蹴り出すのです。その後、横たわっていた選手は10秒もせずに立ち上がり、外へボールを放り出した選手は絶好なカウンターアタックの機会を逃してしまったのです。この行動は「フェアープレー」では無く、試合戦術へと化してしまったのです。フォワードはボールを奪われると瞬時に怪我をしたかのように倒れ込んでしまいます。遥か以前には、チームによっては試合終了間際に、時間を費やす為の手段として利用されていました。今日では、試合中の如何なる場面に於いてもこの状況が生じ得ます。つまり、厳重なる処罰が欠けているのです。
私は、徹底的な「フェアープレー」守護者であり、サッカーで普段許されている悪知恵に対しては反対なのです。常に私はルールに則っての「工夫」や「創造」に対する支持者だと言えます。そして、元プレイヤーの立場としても、ピッチ上で怪我をして、その事態が悪化するリスクに晒されている選手が、迅速なる対応に値しないとは思っておりません。でも、それに当てはまるケースでは無いのです。実際に起こっているのは、過大行為であり、これらは試合自体の展開を遅らせて、観づらいゲームへと化してしまいます。
私が思うには、レフェリー陣がこの様な局面に於いて、感受性を持って対応する必要があるのです。プレーしている選手とサポーターの怒りを買う事実だけではなく、ボールを外に出す選手が現れない場合のリスタートは常に論争を呼びます。結局のところ、敵はボールを還すか否か? そして、ボールが敵の守備陣に戻された場合は、フルプレッシャーを強いるのか? 過去には、ボールを還すべく選手からの得点すら実際にありました。この様なプレーがけんかへと進展することも珍しくありません。
それ故に私は、一度ピッチから外へ出て、その直後に疾走して戻って来る、怪我をシミュレーションする選手に対する厳罰への支持者でもあります。欺こうとする一人目の選手にはイエローカードを与えて、更には同チームの二人目には退場を命じるのも若しかしたら対応策かも知れません。私が得た知識によれば、イングランドではこの様なケースに於いては、危険なシチュエーションだと察知しない限り、レフェリー陣は厳格な基準を用いり、試合を中断させないように支持されているとのことなのです。
常にフェアープレーで、そして、展開が速いゲームを心掛けながらも、でも、あくまでもサッカーが最優先で無ければいけません。スポーツをつまらなくして、真剣に臨む者の献身を害する様な、悪知恵みは在ってはいけないのです。
それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!
また来週お会いしましょう!


