バックナンバー

2007年 03月 27日(火)

[2007.03.31]

ハ~イ。バタバタしていたこともあり、久しぶりの更新だよ。近々詳細を伝えるからね。今回は以前の写真紹介だ。素敵な仲間達が、仕事場に美しいデコレーションをしてくれたよ。Vnia、Raquel、Carla、Luiza、Icla、Romulo、Thiago、RobertoとWilsonだ。色々と飾り付けをして私 の誕生日を祝ってくれた!サイトスタッフに頼んでそれらの写真を下記にまとめてもらったよ。皆さん、心温まる行為を本当にアリガトウ。 過去に私と一緒に撮った写真を今でも大事にしてくれているファンからの写真を頂くのは大変嬉しいことだよ。Ricardo Aquinoがその一人だ。アリガトウ、Ricardo!   そして最後は、Alkmaarにて試合前日の練習後に更衣室から出てきたときにDj Pauloと撮った写真のモンタージュだ。 彼はフラメンゴのユニフォームにサインをしてもらいに訪れた。Dj Paulo、ごきげんよう!それでは、また後程!……

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ジーコの「個」を活かして勝つ―メンバー一人ひとりの“心の強さ”が組織を成長させる

[2007.03.30]

ジーコ著 ごま書房 1400円  1998年2月10日発行 ≫購入はこちらから 目次 1 現状に満足する組織に、進歩はない2 自分の役割に徹するメンバーがいてこそ組織は強くなる3 組織の強さはメンバー一人ひとりの心の強さに比例する4 “十二番目”の選手を持っている組織が勝利を勝ち取る5 一人のスターに頼る組織ほど、もろいものはない6 個人の創造力を活かせる組織に勝利のチャンスがある7 間違った指導は、部下の人生さえ奪ってしまう8 組織を強くするためには長い目で見なければならない ごま書房より発刊され大ベストセラーとなった「ジーコのリーダー論」の続編にあたる本。鹿島アントラーズが93年にステージ優勝してから数年優勝から遠ざかり、96年にJリーグ初優勝し再び強豪チームになっていく過程について書かれている。今でも鹿島アントラーズのロッカールームに掲げられているジーコスピリット「献身・誠実・尊重」のエッセンスがいたる所にでている。リーダー論と比べるとより組織論について語られている。 ……

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トルコ代表、欧州選手権予選でギリシャに勝利

[2007.03.27]

25日に行われた欧州選手権グループ Cの予選でトルコは 4 - 1 でアウェイでギリシャに勝利した。フェネルの選手も出場、Tumerはゴールを決めた。他の得点者は Karadeniz とUnal……

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膝の怪我に関して(最終回)

[2007.03.25]

前回のコラムの最後でふれた件、皆さんは覚えておられるだろうか。そう、私が20年前ウディネーゼ(イタリア)でプレーしていた時代、既に今日の膝の怪我の増加を危惧していた医師がいたという事実である。 膝の問題に関しては、今回のヨーロッパ・コネクションのテーマである医療問題の中でも取り上げているのでこれで最後としたい。これまでに私は選手が“受け身”を習得することで怪我の頻度が少なくなるのではないかという推論を提起した。さらに先週、スパイクが怪我の原因の一部である事も指摘した。しかしながら医師の見解はどうであるかと思いを巡らせている時に83年の出来事を思い出したのである。 当時、ウディネーゼの怪我人への対応は決して万全とは言い難かった。怪我をする度に病院に運ばれ一人の専門医の治療を受けるのだ。残念ながらその医師の名前が思い出せない。長年スポーツ医学に携わってきた経験から私達を診てくれていたのである。ある時彼は選手の怪我について独自の見解を示した。「これから先、20年の間に選手の怪我が驚異的に増えるだろう・・・」単なる妄想か?いや、それは確実な根拠に基づくものであった。「近い将来サッカー自体がかなりの進化を遂げる。日毎に更なるスピードが要求され、同時に選手同士のボディコンタクトも激しさを増し頻度が激増する。それに対し選手のフィジカル・コンディションの増強、強化が頭打ちとなる。必然的に怪我の頻度が高くなる」 振り返るとすでにあの当時その傾向は始まっていた様に思う。私の場合、長年、絶え間無く続けていた筋トレと補強運動、又生まれ持った関節の強さのお陰で足首、膝の損傷の経験はなかった。相手の悪質なタックル、接触プレーによる打撲はしょっちゅうだったが。しかしながら仲間のほとんどが自分達選手を取り巻く環境の悪化、異常さに不満をあらわにしていたのを思い出す。 最近私が指揮をとるフェネルのフィジカルコーチ、エウリコ・カンポスからもバランス感覚の重要性を再認識させられた。医学的な観点から見るとスパイクの問題はさらに興味深い。「スパイクの使用によりまず負担を強いられるのが足首である。その反応、負荷が即座に膝にも及ぶ。」と同時に各関節部位への負担の伝達が生じる。ケースにより多少の違いがあるので一概には言えないが、その負担に膝がしっかり対応する場合、負荷を被るのが恥骨となる。なるほど、確かに私の現役時代に比べるとはるかに今日多く見受けるのが恥骨の傷害だ。 20年前に一人のイタリア人医師が預言した事が現実となった今、我々は何をすべきか。私なりに今までの実体験や各方面から得た知識をもとに総合的に導き出した結論として、まず選手は適切な方法による筋力の更なる強化が必要不可欠である。それに伴うフィジカルトレーニングの内容を細心の注意をはらい検討する。各クラブは選手のコンディションを最大限留意したスケヂュール調整(特に年間試合数の再検討も含め)を早急に具体化する。試合数の調整が困難であれば、保有選手の数を増やす等の方法で負担の軽減を計る。もう一つ重要な事は悪質なファールに対し審判団の厳格な対応により根絶を目指す。スポーツ医学の進歩により怪我の治療、リハビリの技術が改善され復帰までのスピードが早くなった今、ピッチ内でどれだけ怪我を未然に防ぐかを早急に考え実行に移す事が急務である。 ではまた来週 ……

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もうひとりのラジオ放送の被害者

[2007.03.24]

80年代のフラメンゴの仲間の”悪ふざけ“が日常茶飯事だったことは既に何度かお話した。特に“トランシーバーとラジオ生放送を使った場合は100%の確率で成功したものだ。今回は以前選手の怪我の話題でご紹介した当時の名フィジカルコーチ、フェルナンド・ソアレス氏の登場。私自身、彼等(オビーナ、ニウマー、ケーロン、アレマン)と同じ様な大怪我の経験がある。どんなに辛いかも身に染みて知っている。 だからこの懐かしい“悪ふざけ”の話で少しでも気を紛らわせてくれればと思う。恒例の試合に備えての合宿中での事、例のラジオ番組の偽インタヴュー決行を決めた我々は犠牲者をフェルナンド氏に定め彼を探していた。「いた、いたっ!」リビングの端っこにボーッと一人で座っている。仲間の一人が何気なく彼の傍にトランシーバーと周波数を合わせたラジオを置く。そしてラジオをつけ自然に番組に聞き入るふりをする。 後はこっちの出番だ。「こんにちは!全国四千万人のフラメンギスタ(フラメンゴサポーターの愛称)の皆さん、ご機嫌いかがですか?今日は大事な試合を控え緊張感漂うフラメンゴの合宿所からの中継です・・・・云々」この時点で既にフェルナンド氏の関心は100%ラヂオ中継に集中。そしてインダヴュー開始・・・・・ 偽キャスターが一人の選手をつかまえて「どうですかチームの状態は?」そして選手は「うーん、そーですねぇ・・・全国のサポーターの皆さんには”絶好調”と自信を持って言いたいところなんですが・・・・実はぁ・・・・日ごろから応援していただいてる皆さんには嘘はつきたくないんで本当の事を言うとぉ・・・・うちのフェルナンドコーチが問題でしてぇ・・・もぉ、ホントひどくてぇ、そのぉ、昨日の練習でもぉ・・・実はぁ・・」これを聞いていたフェルナンド氏は、もぉ、顔面蒼白「だれだあ~・・・何をしゃべってるんだあ~~(怒)」 さらにインタヴューは続き・・・「彼は空手の師範なんですけどぉ、それはそれでいーんすよぉー・・・・でもぉ何もよりによってサッカー選手のオレ達にぃ、マトモな練習させないでぇ、受け身の練習だとか言ってぇー地べたに転がしたりぃ~、 押し倒して無理矢理受け身をさせたりぃ~、何人かは怪我しちゃってぇー大事な試合出られないしーっ、ひどくてぇー、もぉみんなヤル気なくしゃってー・・・・マジ、 ゲームどこじゃないんすよーっ」 これで完全にブチキレたフェルナンド氏、合宿所内のありとあらゆる部屋のドアを叩きまくり何とかインタヴューの“犯人”をひっ捕まえようと必死の形相。やっと我々のいる部屋にたどり着き物凄い勢いてドアを叩く。 その時我々はまだ偽インタヴューに夢中。一人がドアを開けに立った瞬間「さっさとドアを開けろ~~」ドアを開けて彼の物凄い形相を見た瞬間又いっせいに湧き上がる大爆笑。 「何バカ笑いしてるんだ!!インタヴューの犯人はどこだぁー、全国に向ってバカな事並べやがって、もぉマジ、許さない!!」最悪な事に一番近くにいた私に物凄い勢いで飛び掛かてきた。 あまりの勢いに仲間が割って入り彼に白状した時のシラーッとした空気は今でも忘れられない。その後は全員て腹筋がちぎれる程の大爆笑。しかし、当時はたわいない悪ふざけだったが、よく考えて見ると今日問題になっている選手の怪我に関し本当に柔道や空手の受け身を選手が体得していたら・・・。あの素晴らしい格闘技独特のバランス感覚を会得したら・・・・かなりの割合で怪我から身を守れるのではないか。もしかしたら真剣に検討する価値がありそうな気もするがいかがでしょう。あらためて怪我をした選手の一日も早い復帰を祈って。それではまた……

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問題はスパイク?

[2007.03.23]

「前十字靭帯断烈」というテーマは想像以上に反響を呼んだ。仕事帰りの飲み屋のカウンター、草サッカー後の雑談時等、多少にかかわらず実際にプレーを楽しんでいる人々にとっては他人事ではないのだろう。私自身このテーマに関し多くのメールを頂いた。メディアはそれぞれ専門家を招いて討論の場を設ける等大変関心を持って頂いているという事実は興味深い。そこで今回のコネクションのテーマは「スパイク」。奇しくも私が実際見聞きしたケースの共通項として常に浮かび上がるのである。毎回コラムを読んで頂いている方々はすぐに以前取り上げたスポーツ用具の進化(2004年8月2日)の話題を思い出されるだろう。 当時、長年の研究がユニフォームの軽量化、ショーツ、ボール等に著しい進化をもたらした事実。しかしながら製造側の極端なデザインへの“こだわり”を指摘した。明確にはあえて述べなかった点として「使用者の利便、安全性」を第一に考慮する必要性があげられる。この観点で怪我の問題を考えてみると、どうしてもスパイクが原因となっているとしか思えないのである。選手は当然試合を考慮して用具を選択しなければならない。勘違いしないで頂きたいのは、製造側、選手を相手にどちらかを一方的に戦犯とするのではなく両者それぞれに戒めるべき点ががあるという事である。私が日本代表を率いてコンフェデレーションズカップを戦った時の初戦(対メキシコ)日本の選手が相手のプレーに対し5、6人続けて乾いたピッチにもかかわらず足を滑らすという事があった。この時、選手又製造側に対して強くスパイクの再考を迫った。機能、安全面を重点におく必要性を理解させたかったからだ。確かに契約上最新モデルの販売戦略として使用する必要性は理解出来ないではないがあくまで選手として充分なパフォーマンスが安全面を含め可能な状態での話である。あの時私は全く本末転倒している事態に我慢ならなかった。スパイクはサッカー選手にとって最も大事な用具である。完璧なバランスがシュート、パス、ドリブル等が試合のあらゆる時間帯に要求され、その良し悪しで選手としての評価が決定してしまうのだ。私自身は現役時代、最もトラディショナルなモデル(ポイントが6本のもの)を好んで使用した。最近の物を見て感じる点はポイント(スタッド)の長さが皆一定で低い事だ。ご存知の様に人間の足の裏はオウトツがある。従って常識で考えてポイントが一定の長さである場合理想的なバランスを取るのは困難である。しかしながら、最近の怪我の頻度を考えると原因は簡単にスパイクのみに言及出来ないのも事実だ。常日頃から高いパフォーマンスが要求され、ピッチの芝の長ささえも場所によりまちまちである。選手のフィジカルコンディションのレベルアップも頭打ちである状況等も早急に検討されるべきであろう。私がウヂネーゼでプレーしていた頃、約20年前であるが、あるドクターが今の状況(重症者が増える傾向)を既に危惧していたのを思いだす。このエピソードは又の機会に。……

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2007年3月9日(金)

[2007.03.21]

日ごろより支えて下さっている多くの皆さんから私の誕生日を祝うメッセージ、メールをたくさん頂きました。あまりにも多く個別にお返事が出来ないのでこのコーナーを通じ心より感謝の気持ちを伝えたいと思います。皆さんの温かいメッセージには本当に勇気づけられています。前回、妻と友人がここイスタンブールで祝ってくれた際の写真を掲載した時に皆さんにお約束した息子達のパーティ(主役抜きの・・・)の様子をご覧にいれます。新婚のブルーノ(次男)、ダヌービアの家で催してくれたもので、チアゴ、ジューニオル(三男、長男)がそれぞれ彼女を伴い盛り上がっている様子がうかがえるでしょう。私の現役時代(ウヂネーゼ)の等身大のポスターを用意し・・・見事ケーキまみれです。  たくさんの心温まるメールの中に長年スポーツジャーナリストとして活躍されているマルタ・エステウ゛ェスさんの名前がありました。彼女が送って下さったのは、やはり著名なマリウシ・マルチンスさんがご自身のコラムに掲載して下さったもので; 私はこのコラムを以下の人に捧げます。サッカーが大好きな人、一昔前自分が大好きなチームに対し数多くのゴールをたたき込んでズタズタにしたある選手に対しての怒りを引きずっていない人、ワールドカップ準々決勝でPKを決められなかった選手を許す事の出来る寛容な人、マルシオ・ヌネスが一人のスーパースターの十字靭帯を粉々にした場面を目の当たりにして余りのショックで座っていた椅子から転げ落ちた人、マラカナンに於ける引退試合で大泣きをした人。私はこのコラムをサンドラ、ブルーノ、チアゴそしてジューニオル又ご親族の皆様に捧げます。ジーコは本当に偉大でした。彼は国の誇りであると共に宝です。さらなるご多幸をお祈りします。 ではまた……

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フェネル、アウエーでBursasporに勝利!

[2007.03.18]

17日、再度ベストメンバーで試合に臨むことの出来たフェネルはアウエーでBursasporの堅い守備に苦しみながらも4-0で勝利した。得点者はAlexが2得点と Kezman 、 Deniz。 この結果フェネルは25節を終わり、あと9節を残し二位に勝点6差をつけている。ジーコが指揮をとってからこの試合で30回目の勝利であった。合計得点は49点、失点は22点。   ジーコのコメント:いいゲームだったと思う。ただ少々気を抜いた様な入り方をしてしまった為に相手にきわどい(バー直撃)シュートを打たせてしまった。特に相手の守備が堅く実際リズムを取り戻したのは30分を過ぎてからであった。その勢いを後半も維持出来た訳だが相手のスタミナ消耗も有利にはたらいた。前半は守りにおいて常に数的優位を保っていた事を考えるとそれも当然である。たたみかける様に2点を取り最終的には4ー0。もっと取れていたと思うがまぁよしとしよう。素晴らしいゴールだったし勝点も稼げた事だし。……

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ジーコの考えるサッカー〈LEVEL2〉―ゲームに生かせる実践Q&A

[2007.03.17]

ジーコ著 NHK出版 1500円  1995年7月25日発行≫購入はこちらから 目次全般ジーコへ試合戦術・戦略練習・技術悩み・健康94年に発刊されたLEVEL1の続編。前回は小中学生向けにサッカーを楽しんでのびのびとプレーする事を伝えた初級編。この第2弾は、前作よりレベルアップした中級、応用篇と言える内容。全国の高校生から寄せられた約170の質問や疑問、悩みに答えている。質問の答えとしては多くを語らず同じ言葉が繰り返されている。それはサッカーについて自由に考えて欲しいというジーコの思いからである。ジーコが日本代表監督になったときに議論となった自由という原点はこの本からも読み取る事が出来る。また、質問者の欄を見ていくと、藤本主悦、山下芳輝、平瀬智行やその後Jリーグで活躍する選手の名前も出ている。 ……

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アンタリァ(合宿地のメッカ)

[2007.03.15]

新年早々、初めて訪れた場所がアンタリァ。ここはフェネルがよく合宿で利用すると聞いていた。着いて最初に感じたのは温暖な地中海気候の中にたくさんの自然が共存する素晴らしい観光地である事だ。合宿目的の滞在の為、町の歴史を調べる程の時間的余裕もなかったが、多種の楽しみ方がある中でミュージアムが人々の人気を集めているらしい。特に私が個人的に興味を持ったのは、この地がサッカーと深いつながりがあるという点だ。あまりに興味深かったので何枚も写真を撮って可能なかぎりの情報を集めた。サッカー以外のスポーツイベント,音楽コンサート等も多いらしいがやはり数的にはサッカーが他を圧倒しているという。 約1400平方キロの広大な面積の敷地ないにホテル、スポーツ施設等が非常に充実している。ほぼ町全体が海岸沿いに位置しており地中海気候にたすけられ冬の間はヨーロッパでも数少ない温暖な地域である。これらの好条件がすべて整った地域は私の今までの経験からしてもめったに出会えるものではない。従って合宿地としては天国だと言っても過言ではないと思う。合宿中にお世話になったホテルのオーナーから情報に私は唖然とした。彼によると1月から3月の短期間に約1800ものチームがアンタリァを訪れるというのである。最初は聞き間違いだと思ったが何度聞いても「その通り」と念をおされてしまった。実際に確認する余裕も術もないが私達が滞在している間にも242ものチームが集まっていたのを考えると確かな数字とも思える。例をあげるとトルコ国内一部から三部までのクラブチーム、海外からもドイツ、ウクライナ、ロシア、オランダ、アジアからも中国と多彩である。ただただ驚くばかりである。町のホテル群もそれぞれに宿泊した国々の国旗が数多く掲げられていてこれがまたさらにサッカーの町という雰囲気を一層たかめている。リゾート地独特のリラックスしたムードの中で、ピッチ内では選手達が 苦痛に顔を歪めながらハードなトレーニングに耐えているという両極端の光景が又一つのこの町の顔なのであろう。ちなみにこれだけの数のチームが世界中から集まっている事から国際トーナメントも珍しくない。私達も休み明けながらアンタリァ・カップと称された国際トーナメントに参加し優勝する事ができた。建物群は皆同じ様な建築方式だがそれぞれ色合いでアピールしている。やはり世界各国から観光客が訪れ、この地が気に入り別荘を建てる。そしてここの素晴らしい自然にあった色を使い楽しんでいるのだろう。珍しい風景が目に飛び込んできたので写真を撮った。雪山と温暖なビーチなかなか見られない光景だと思うがどうだろう。サッカーをする人にとって又しない人にとっても最高の場所、アンタリァ。一度あなたもいかがですか・・・・ ……

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二つの世界遺産(イスタンブール)

[2007.03.14]

イスタンブールで最も興味深い事のひとつはやはり宗教だろう。ここは約9割強がイスラム教徒である。しかしながら町中にはキリスト教会やユダヤ教会堂が点在しており、場所によってはそれぞれが隣り合わせで仲良く並んでいたりする。これはかなり珍しい光景である。又この町には、二つの世界的に有名な宗教建築がある。まずは聖ソフィア教会。537年に建立され、当時よりコンスタンチノープル帝の宗教儀式の場としてその名を知られている。外観も素晴らしく優雅である。写真は妻サンドラと教会をバックに撮った一枚。ご覧になってお気付きの読者も多いと思うが建物の外観が非常に珍しくキリスト教色の強い部分とイスラム色のそれが互いに主張しあいながら見事な調和をかもしだしている。1453年帝政が崩壊した際、後にモスクとして利用する為に建物の一部に手を加えこの様な姿になったとの事である。その後約500年間その美しさを保ち続け現在は美術館として親しまれている。この両極端の二つの宗教が織り成す素晴らしい調和を目の当たりにした時、私達は神は一つであり争いの愚かさを実感する。 美術館のすぐ近くに(実際には美しい庭園一つ隔てて)ブルーモスクとして有名なアフメド・モスクがある。トルコが誇るもう一つの世界遺産である。他にも多くの寺院が現在まで祈りの場としてたくさんの人々に親しまれている。観光と宗教が一体化した町であるイスタンブール。皆さんにも是非一度訪ねて頂きたい町である。……

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涙・・そして十字靭帯

[2007.03.13]

オビーナを襲った悪夢の13秒。この事態はグァナバラ杯準決勝のフラメンゴとウ゛ァスコ戦を観戦していた人の全てにショックを与えたと思う。ボールを受け、そのままシュート。その直後に転倒・・・・この一連の単純な動作の代償として彼は約半年という期間をリハビリに費やす事を余儀なくされてしまった。その強烈な痛みによりピッチをさる彼の顔は涙で歪んでいた。そして同じ様にベンチで痛んだ膝の激痛に耐え兼ねて泣きじゃくるコリンチァンスのニウマール。 オランダ、アヤックスで活躍するレオナルドのケース。紹介したこの三つの例の共通項は“十字靭帯”。これが今回のヨーロッパ・コネクションのテーマである。「この話題はもう取り上げただろう」おそらく多くの方々は言われるであろう。その通り。ここ数年ヨーロッパ・サッカー界で頻繁に起ころっている事例として昨年末に皆さんにお伝えしている。しかしながら何故再度この話題を取り上げたかは、お読み頂ければ納得して下さると思う。ご存知の通りサッカーがビッグビジネス化している現在、選手、クラブともに怪我に対する充分な対応を考える余裕はない。しかしながら実際全てに大きな損害をもたらすこの問題は何らかの対応が不可欠である。オビーナ、ニウマールの怪我のシーンを見て感じた事は、これはあくまでも私個人の意見であるが、選手がバランスを失い転倒する際、自然に怪我をしない為のリアクションをとれれば(例えば柔道の受け身の様な)その頻度はかなり減るのではないか。これは、自爆又は相手との接触、いずれにせよ瞬時の反応を身につけていなければならないが。それに関し私がまだ現役の頃のエピソードがある。以前皆さんに書いた別のコラムで登場した当時私たちのフィジカルコーチだったフェルナンド・ソアレス氏がある日突然「今日は特別メニューとして皆に空手の極意を身につけてもらうぞ」と言い出した時には選手は大ウケだった。しかしあの時は冗談であった事が今日、真面目に検討する価値があるのではないかなどと考えてしまう。あの受け身の動作を身につけていれば・・・・。何故私が十字靭帯に関してこれほどこだわるかというと、私自身85年に同じ怪我をしており当時は選手生命を断念せざるを得ないかとまで追い詰められた経験をしているからだ。もちろん今日のスポーツ医学の進歩により治療、リハビリで以前に比べると格段早く復帰出来る様に なった。つくづく残念に思うのはあの頃に現在のケアーの技術があれば私が今でも毎日のように行っている投薬、補強運動、筋トレ、体重の管理等の努力は半減しただろうにという事だ。只々、愛する草サッカーでプレーする為に・・・・。先日、私の誕生日にネイロー先生(長年膝の件でお世話になっている)からお祝いのお電話を頂いた際しに話題になったのがやはり頻発する靭帯損傷に関してであった。先生の話では、医学の進歩により同種の怪我で選手生命を断念するケースは以前に比較するとかなり低くなった。しかしながら重大な怪我にはかわりない。これからさらに医術は進むであろうが、同時に選手自信が予防策を真剣に検討する必要性を強く語っておられた。私も同感である。空手、柔道の受け身が解決法となるのか。あるいは別な良策があるのか。いづれにせよ担当のフィジカルコーチを中心に再度検討すべき大事な問題である。ニウマール、オビーナ、レオナルドが流した苦痛の涙がいち早く復帰後ゴール、勝利の喜びの涙に変わる事を祈ってやまない。……

in [ジーコの主張]

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フェネル、ホームで勝つ!

[2007.03.12]

トルコスーパーリーグ第24節、10日に行われた試合でフェネルはKonyasporに3-0で圧勝した。この結果フェネルの勝点は48ポイントになった。得点者は45分Aurelio, 55分Kezman 、60分 Alex   Besiktasは Ankaragucuに 1-0で勝利し勝点を42ポイントに延ばした。Galatasarayも Trabzonsporに2-1で勝利同じく勝点を41とし3位につけている。リーグはあと10試合残している。 ジーコのコメント:いいゲームが出来たと思う。特に後半は圧巻だった。前半は相手の守備がよかった為になかなか得点に結びつかない中で終了前にやっともぎ取った貴重な一点だった。その勢いで後半に望んだ。この試合、結果は当然だがそれ以上に印象ぶかい出来事があった。それは、去年から泣かされ続けた怪我人の問題が解消され今日初めてベストの布陣で望めた事だ。さらに良い仕事を続けて結果を追求していきたい。 ……

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トルコカップ準決勝、フェネルの相手はBesiktasに決まる

[2007.03.11]

トルコサッカー協会は5日にトルコカップ準決勝の組み合わせ抽選会を行った。フェネルバフチェは昨年優勝のBesiktasと4月の4日、18日に戦う事になった。第2戦がホームゲームになった。もうひとつの試合はTrabzonsporとErcyessporとの間で行われる。  ……

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2007年03月03日

[2007.03.10]

やあ。サイトへの数百件にものぼる祝福のメッセージ本当にありがとう。これだけ多くの人からメッセージを頂けて感動です。みんなの気持ちはお金には変えられないものであり本当に感謝します。 今日は長い一日だった。トレーニングでの出来事はニュースでも触れているけど、感動的で卵の祝福を受けた。夜は誕生パーテイーを兼ね、レストランで食事をした。自分と妻サンドラ、エドウー、フジィカルコーチのMoraci と妻のDayani, Eurico Camposと“Anthony Flags”と呼ばれているSamet, Volkan と妻のYesin。とても良かった。 残念ながら子供達がリオにいたので遠く寂しかった。彼らは自分達でブルーノの家で自分は居なかったけどお祝いをしてくれたようだ。自分の居ない誕生日をどのように祝ったかあとで写真を見てみたい。 下の写真は今日の夕食会のもの。 ではまた!……

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フェネル引き分ける。2位との差は6ポイント

[2007.03.09]

4日にホームでトルコリーグの第23節を戦ったフェネルは 2 x 2で引き分けに終わった。 得点者はTuncay と Yozgatli。 この結果、フェネルの勝点は45となった。二位のBesiktasとは6ポイント差、Galatasarayとは7ポイント差である。  ジーコのコメント:この試合は難しい試合になった。レフリーの判定に起因する部分もあった。しかし文句を言っていても仕方がない。試合は当初はリードしたが逆転された。後半同点に追いついてからはいつ点を取ってもおかしくない状況であったが終了直前の決定的チャンスも決められなかった。結果については喜べないし勝てる試合ではあった。しかし二位とは6ポイント差がある。問題点は修正していきたい。……

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UEFAカップの総括

[2007.03.07]

先日、我々はUEFAカップの決勝トーナメント1回戦で、オランダのAZアルクマールに敗退を強いられました。ホーム・アンド・アゥエイ方式で行われるノックアウト戦で、ドローゲーム2試合の末に、アゥエイゴール方式が適応され、イスタンブールでの第1戦目の得点数が判断基準となり、敵は我々を退けたのです。そして、試合前後での全ての出来事も含めて、こちらトルコでのUEFAカップの捉えられ方を考慮すると、今回のヨーロッパ・コネクションのテーマは他にはありません。 先ず、第一に観察すべきは、我々が戦った試合のパフォーマンスを振り返ると、決して悪かったとは言えない点です。試合を支配しながらも最終的に敗北を喫したスペインのRCセルタ・デ・ヴィーゴ戦のように、素晴らしい内容のゲームもこなしました。他の状況では、戦力に響くべく主要選手を欠きながらも、ノックアウト戦を勝ち抜いたのです。勿論、レギュレーションはその為に存在しており、引き分けの判断基準が定められているのですから、アゥエイのオランダで何ら必要としないようにホームで我々の役目をしっかりと果たすべきだったのです。ベスト16進出を決めた殆どのチームは、ホーム・ゲームで勝利を得ています。でも、問題を抱えながらのこの結果に、我々は堂々たる姿勢でピッチを後にすることができました。 既に私が以前にも述べた、我々の第一の大きな問題は、シーズンがスタートしている最中にチーム編成に着手せざるを得なかったことです。そして、クラブ創設100周年記念となる今年は、勿論サポーターにとっては何れの試合もワールドカップの決勝戦に値するのです。これ故に、徐々に選手達がチームに合流して、一体となり強化して行ったのです。でも、国内と国際大会用に、唯単に2チームを編成する伝統的なサッカー中心地のクラブ勢に対して我々はどのように立ち向かえば良いのでしょうか? 私が想像する解決案を提示する前に、UEFAカップが公平で無いように思える事実を再度記述する必要があります。大会自体が膨張しており、欧州チャンピオンズ・リーグを敗退したチームの参戦により、消耗度も増します。紛れも無く、この件に関してはUEFA(欧州サッカー連盟)の新会長であり、私の友人でもある、ミッシェル・プラティニー氏に次回会った時に取り上げるテーマの一つでもあります。 連戦故に怪我を被る確立も高まり、我々のような比較的に選手層が薄いチームは、大いに不利な状況を強いられるのです。解決策は、私が考えるには、遥か事前に計画を練り、チーム基盤をしっかりと築いて、大会前には更なる強化を図ることです。トルコサッカーを他のサッカー中心地と比較して、認知面で劣る立場を考慮すれば困難ではありますが、今回我々には無かった、先立っての準備期間が与えられれば可能では無いかと思います。 大会の技術レベルに関しては、困難と均衡がキーワードであり、結果は勝又は敗なのです。これは自然の法則であり、何故なら、クラブは平行しての大会を闘っており、その週でのチームの好不調は、参戦している大会での試合の出来具合にもよります。一チームが国内大会で不甲斐ない結果を喫してUEFAカップで好調さを、又は全くその逆を披露するケースも、決して珍しくありません。 ここに、私のみではなくテクニカルスタッフ及び選手達も含めて、我々は更なる飛躍が可能だったと感じていることを述べる必要があります。次なるステップはベスト16だったのです。敗退後に、精神面でのロスがフィジカル面に加わったことが大いなる危機でもあります。今日曜日に喫した結果が、明白にAZアルクマール戦での敗退が大きく圧し掛かっていたかのように感じました。でも、決して現時点で気落ちしている訳にはいきません。現在、我々はSuperlig(トルコリーグ)では勝点差6をキープして首位に立ちながら、トルコ・カップでも好調ぶりを展開しており、次年度のUEFAの大会への道程は現時点でスタートを切りました。国内リーグでタイトルを制するべく素晴らしい活躍をすることで2008年度欧州チャンピオンズ・リーグへと導いてくれるのです。時間は決してストップせず、我々は大いなる進化への要素を秘めているのです! と云うことで、ウン・グランデ・アブラーソ! それでは皆さん、また来週! ……

in [ジーコの主張]

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フェネルバフチェの練習後に、ケーキ、卵、そして小麦粉でジーコを祝福

[2007.03.06]

3月3日、ジーコは54歳の誕生日に、卵と小麦粉で誕生者を見舞う儀式で知られる伝統的な「OVADA」から逃れられなかった。そして、一日に同じく誕生日を迎えた通訳のSAMETもこの儀式に巻き込まれたのだ。練習後には、思い出の儀式以外にも、恒例のケーキとプレゼントで誕生日が祝われた。 「雰囲気は常に上々で、このドンちゃん騒ぎも祝福の一部だよ、ね?」と、ジーコは語った。 ……

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2007年02月26日

[2007.03.05]

やぁ~。目まぐるしく忙しい週が続いており、ブログの更新の余裕も無かった程だったよ。でも、メッセージには目を通しているからね。さて、今回は最近の写真を紹介します。下の写真は、今週の月曜日に日本の「週間ポスト」の取材で田崎健太氏がトルコを訪れた際、その時の通訳で同行していた友人のエジソン土井とのショット。約10年前に雑誌へコラムを提供し、最終的には本として出版された経緯があり、今回は私のトルコでの生活とワールドカップに関する話題の取材だった。もしかしたら、今度も本になるかも。彼らは先ずトレーニングセンターを入念に見学して、その後スタジアムも案内した。 下記は、先週テレビ・フェネルバフチェに出演した際の写真。 そして彼らは、頻繁にクラブを訪問するサポーター・グループで、私の通訳Sametが学んだ大学の生徒達だ。 以下は日本からの写真で、鹿島アントラーズの新テクニカル・スタッフを含めた集合写真だ。中央は社長だが、ブラジル人の顔ぶれが見受けられる。監督はオスヴァルド・デ・オリヴェイラ、大東社長の左隣は下部組織からプロまでフラメンゴで私と長年一緒にプレーをしたルイス・アルベルト。彼はカンタレーリの元サブGKで、アヂーリオが監督時代にCFZ do RioでGKコーチを務め、現在は鹿島アントラーズのGKコーチである。顔を見れば一目瞭然の「azeitona(オリーブ)」のあだ名で有名だ。選手は、元サンパウロFCのダニーロとファバォン選手、そして東京ヴェルディや横浜F・マリノスにも在籍し、長年日本でプレーをしており、今回清水エスパルスから移籍してきたマルキーニョス選手。テクニカル・スタッフ陣及び選手達にボーア・ソルテ(幸運を)!  そして最後に、イスタンブールを散策して、あるバーに入店するといきなりカウンターに下記の二人が…。あの有名な…。  それでは、また後ほど! ……

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フェネルはトルコ杯で準決勝進出を決める

[2007.03.04]

28日、AnkaraでYozgatliがゴールを決めフェネルはGenclerbirligiに1-0で勝利した。この結果トルコ杯で準決勝進出が決まった。第1戦のホームで2-1で勝利していた為にこの試合は引き分けでもよかった。準決勝に進出したチームはフェネルの他、前回チャンピオンのBesiktasと、Trabzonspor、Ercyessporの3チームで対戦カードはまだ決まっていない。日時は4月4日と18日で決勝は5月9日に行われる。 ジーコのコメント:対戦相手のみではなく、最悪なピッチコンディションと戦わなくてはならなず、とても困難な試合だった。ボールがうまく繋がらず蹴り込む事しかできない状況であったが、我々の役割は果たすことができた。引き分けでもよかったがそのリスクをおかす事なく勝ちに行った。準決勝進出を決めトルコ杯でも前に進んで行きたい。……

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