エドウーの散歩
[2006.10.19]
ロテリア!番号は00865270・・・当った!
トルコではいろんな事が沢山あるが、考え様によってはブラジルと似ているところがある。まだ新しい土地で見聞きしている中で想像もしていなかった事が起きたりして気持ち良く過す出来事に出くわした。
日本でもそうだったが、住んで居る近辺を良く散歩をする癖があって、そこに住む人々の生活習慣を発見したり思わぬ事にであったりするのを手助けしていた。国によって違いがあるから歩く事は興味を引くが、そこでフェネルバフチェが使うスタジアムの近く、カジコイの一角である事が起きた。びっくり仰天である!
その辺りには色々な雑貨やガラクタを売る店が並んでいる。ブラジル語でガラクタの事を“ブジガンガ”と言うが、雑貨屋、飲食店、家具店、行商人に・・色々な人々があるとあらゆる物を売っているのだ。歩道にも居る。この辺の品物は大体が中流階級までの国民が買って行くようだ。お金持ちも沢山お金を使ってもいい。ただ、ちゃんと税金を払っているのか或いは法の抜け道しているのかは解らない。どうもブラジルに似ているところがある。“そこの旦那!ひとつどうです、品物は本物でっせ!”だが、例えば街頭でのビッショと言う賭け事は無い様だ。
とにかく直ぐに必要な物を手に入れようと思うならそれも安く、しかも高級品に見える物があるのだ。メード・イン・パラグアイ、チャイナ、ブラジルエトセトラ・・。ほとんどが“長持ち”?する物ばかりである。
「そうだな、ちょっと使ったらごみ箱に直行だね・・・」
稀だけど、中には死ぬまで長持ちする物があるが。それは全く運の問題だ。日本には100円ショップと言うのがあって有名だ。実は自分はそのショップにはまり込んでいたのだが、フットサル日本代表監督のサッポと良くそこに出かけた。だが、意外と外国人のお客さんが多いのだ。
ここイスタンブールでも私は通りを一つ一つ歩いて何が売っていてどんな物があるのか興味深く見ている。少しぐらい我が家の中を安くて質の高い物を置こうと考えながら歩く。私をよく知っている人は理解出来るが、私は色んな品物が並んでいて“セール”なる言葉が書かれていたら見てはいけないのだ。トルコではセールのことを“インジリン”と言うらしい。そんな場所に行くと必ず何かを買ってしまうが、自称“セールの王様”とでも言おうか、それは私の権利であり、自慢にしてもいい。もう中毒かもしれないあるいはノイローゼだ。しかし自分の行き方であるから“それはそれ”だ。
ある時何処かで見たような一角に出会った。リオデジャネイロのウルグアイアーナ通りにあるようなバラック小屋みたいなのが並んでいて、アグリオン・ゾーンとか書いてあって
“誰も見ていない何でも転がっている”所である。そりゃ何か買わなきゃいけない!!
そこで私の目に止まったのはロテリア(くじ日本の都とtoto)を売っているカウンターだった。なにやら3人の小僧がサッカーボールを手にして立っている。そして未来を買う人に最も良い方法で賞品を手に入れるように誘っているのだ。メルセデスにアウデイーなどの高級車などが賞品の一部になっているが、来年2007年の8月に抽選されるらしい。面白そうだ!
一つ話そう:私は有名である事を感じた。凄く有名であることをね。とてつもなく大きなマグニチュードを感じた。その内の一人が私なのだ、信じて欲しいね。他の二人は写真で見ても解ると思う、私がそこに居るのを良く知らずに居た。私がロテリア紙に印刷されている。きっと多くのサポーター達、それもフェネルを応援するのが殆どで彼らが運を呼ぶためのものであろう。
恐らく二度と無い喜びと誉れが一緒になって喜びを持たせてくれたひと時であった。周りから信頼されさらに自分がその役割を果たせていることに感謝したい。私にとってはこれほど感情的にも利益を与えてくれた状況はない。
だから私は散歩を続ける。歩いて・・・歩いて・・・歩いて・・・ それでは又次まで!