2006.8.21 友好カップではカンポグランデがまず本戦出場権を確保する
[2006.08.24]
予選の3試合目でカンポグランデが第9回日本ブラジル友好カップの本戦出場権を確保した。カンポは市川トレセンに3―1で勝ち通算7ポイントとする。他方でポルトゲーザとサンクリストヴァンが0-0のままで終ったため、西方のチームは追いつかれることは無かった。カンポグランデはここ2年大会参加はしていなかった。しかし、前回出場した時も同じように本戦出場を果たしている。
カンポグランデは立ち上がりから市川に対してボールを支配したが、日本のチームは何度か相手に危険なカウンター攻撃を浴びせていた。14分には富井選手が相手のバーを越すヘッデイングシュートを放つ絶好のチャンスもあった。しかし、カンポは変化させる事には優勢であり、それで先制点を取る。ウエリントンがキーパーを越えるシュートで決めた。10分後にジエゴがこぼれ球を上手く押し込み2-0とアドバンテージを広げた。33分には山澤がバーを叩くシュートをする。
カンポのゲーム支配は後半も続き、ジエーゴは絶好のチャンスを逃す。市川の樺選手も負けずに危険なシュートを2本立て続けに浴びせた。16分、ブラジルのチームはターレスの得点で3点目を追加。日本のチームは攻撃に転じ、35分には樺選手の放ったボールがネットの奥に突き刺さった。
ポルトゲーザは底から這い上がるように必死で必要な3ゴールを取るために戦った。それでないと次へ進めない。相手のサンクリストヴァンは既に希望が断たれていた。もう勝つ責任も無いサン・クリ・クリは立ち上がりから攻撃に専念し、センターフォワード、ルアンを投入。しかし、ポルトゲーザはしっかりと呼吸をして、24分にエウエルトンが先制点を取る。キーパー、ブルーノと1対1になりヘッデイングでネットに押し込む。
ポルトゲーザは後半さらに積極的に点を取りに行き、フェリッペのシュートやエウエルトンのヘデイングなどで攻撃するが、得点に繋がらずネットを揺らせなかった。一方のサンクリストヴァンは25分頃にウイリアンのシュートがバーを叩くなどチャンスもあった。 ポルトゲーザは終わり頃に落ち着きを無くし、二人も退場選手を出した。ジエゴとヴィニシウスが退場。そこでサンクリも攻撃に出たが、得点無しに終った。
カンポグランデはフルミネンセがいるF組に入る。そこにはまだクルゼイロとマドレイラがいる。次のステージでは4チームが一組になった5組が24日から戦いを始める。サイトは逐次大会内容を伝えて行く事になる。